人と『もの』との在り方
暮らしのために 使われた『もの』たちは
時を重ねる毎に
風合いを増し
味わいを増し
ある種の美しさを増してゆく。

使われたために 纏った
キズも
剥離も
割れも
変色も
変形も
かえってそれらが
美しさの源となる。

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人の暮らし
すなわち いのちの継続を共にしながら
そのいのちに寄り添い
そのいのちを支えてきた
『もの』たちは
『人が使う』という行為を通して
自然(じねん)の変化に
身をゆだねる。

人の意思で作られた
『もの』たちも
自然(じねん)の働きによって
自然(じねん)の中へと
戻ってゆく。

それが
美しさとなって
現れるのだ。

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真っ当な暮らしの中で
大切に使われ続けた『もの』たちは
往々にして
人の寿命より
遥かに長い時を経て
自然(じねん)の美しさへと
帰ってゆく。

それは
人と『もの』との
正しい在り方のひとつだと思う。

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by mixturamusic | 2016-11-25 11:58
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  木下 尊惇 
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