地球の傾き加減
熊谷守一(画家・1880〜1977)の晩年
画商にたのまれて 花の絵も描いた。
「たとえそれが 花瓶にさした花の静物であっても
それがのっている地球の傾き加減がわかるようでないと駄目だ。」
と、娘の榧さんに言っていたそうだ。

『地球の傾き加減』それは
森羅万象
自然法爾(じねんほうに)
万物の道理そのものである。

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守一は、
九十七年の生涯後期ほぼ三分の一を
池袋にあった自宅の敷地から
一歩も出ずに暮らしたという。

草木の生い茂る庭に息吹く
無数の生きものたちと対話して、
そのいのちを共有しながら、
まさにただ息をするかのごとく
制作を続けたのだろう。

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『地球の傾き加減』を感じる生き方を
個々で真摯に探求すべきだ。

当たり前のことが
当たり前にあること、
それが本当の美しさである。
それは即、幸せな世の中の実現である。

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今朝、
氷がはり、霜柱が立った棚田に行くと、
梅のつぼみがふくらみ
水仙が花を咲かせていた。

みなさん 良いお年を お迎え下さい。





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by mixturamusic | 2016-12-30 17:34
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  木下 尊惇 
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