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聞こえる音、聞こえない音
NHKラジオの講座で、フランス語を勉強。
15分の講座ではとても覚えられないので、
録音したものを繰り返し聞いている。

どんなに短い文章でも、
自分の中にフォーマットのない響きは聞き取れない。
何度繰り返し聞いてもである。

挫折しそうな気持ちを鼓舞しながら
さらにしつこく聞いていると…
ある時、突然聞き取れるようになるのだ‼︎

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昨夏滞在したモワドンでも同じような経験をした。

朝から晩までフランス語の嵐…
到底『言語』には感じられなかった。
それがちょうど1週間もたった頃、
突然『言語』として聞こえ始めるのである。

自分の頭の中に、新しい隙間が空いたかのように。
それからやっと「話してみようかな」という気持ちが生じる。
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これは音楽でも同じ事。
『弾ける』以前に『聞ける』必要がある。
『聞こえない』ことは、やはり『弾けない』。
しかし聞く努力を惜しまなければ、
聞こえなかった音も、必ず聞こえるようになる。

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ペーニャ・ナイラでカブールと毎晩演奏していた頃…
カブールのチャランゴの音は、いつも私の耳の中にあった。
カブールの演奏は、その話っぷりと同じで、常にせっかちだ。
それが『速い』とも言われる。

でもいつしか私には、速く聞こえなくなった。
今振り返れば
聞いているつもりではなかった音まで、聴覚の中に浸透してしまった。
カブールのフォーマットができたのであろう。

・・・・・・・・・・

音楽を、フォルクローレを勉強されてるみなさん。
どうか音をしつこく聞いてください。
繰り返し、繰り返し、聴き続けてください。

聞こえなかったたくさんの音が、
必ず聞こえるようになるはずです。
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by mixturamusic | 2019-03-10 22:00
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  木下 尊惇 
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