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合奏するということ その1
合奏をするのに最も大切なことは
『息を合わせる』こと。
『音を合わせる』のではなく
『息を合わせる』ことで
結果的に『音が合う』のである。

少なくともフォルクローレにおいては…
グループの構成員の立場は公平である。
楽器の違いはあれ
役割の違いはあれ
参加者全員の存在が
必然的に尊重される。
合奏するということ その1_c0357413_20561537.jpeg
リズムを合わせるためには
リズムの流れを共有する。
同じリズムの歯車に乗り
歩調を合わせて前に進む。

誰かのリズムに合わせるのではない。
全員が同じリズムで呼吸をするのである。
同じリズムの波に乗るのである。

決して急いではならない。
決して急かしてはならない。
余裕のある歩調で
余裕のある歩幅で
みんな揃って前に進むのだ。
合奏するということ その1_c0357413_20561408.jpg
まとまったアンサンブルにするためには
全員が完成品をイメージすること。
楽器に関係なく
パートに関係なく
聞こえるはずのアンサンブルを
みんなで共有し合うこと。

他のメンバーが重ねた音に
自分の音を混ぜながら
より良い響きにしてゆく感覚。
楽器に関係なく
パートに関係なく
全員がそれを実行すること。
合奏するということ その1_c0357413_20561294.jpg
アンサンブルは持ちつ持たれつ。
社会の有り様と同じである。

時にリーダーが必要となる。
リーダーとはリードする役割を担う人。
しかし
合奏においての立場はあくまでも平等。

全ての必然がそろった時に
アンサンブルは新たな命を吹きこまれる。

それが合奏の醍醐味なのである。
合奏するということ その1_c0357413_20561235.jpg

by mixturamusic | 2020-09-24 21:49 | フォルクローレ
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  木下 尊惇 
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