合奏をするのに最も大切なことは
『息を合わせる』こと。 『音を合わせる』のではなく 『息を合わせる』ことで 結果的に『音が合う』のである。 少なくともフォルクローレにおいては… グループの構成員の立場は公平である。 楽器の違いはあれ 役割の違いはあれ 参加者全員の存在が 必然的に尊重される。 リズムの流れを共有する。 同じリズムの歯車に乗り 歩調を合わせて前に進む。 誰かのリズムに合わせるのではない。 全員が同じリズムで呼吸をするのである。 同じリズムの波に乗るのである。 決して急いではならない。 決して急かしてはならない。 余裕のある歩調で 余裕のある歩幅で みんな揃って前に進むのだ。 全員が完成品をイメージすること。 楽器に関係なく パートに関係なく 聞こえるはずのアンサンブルを みんなで共有し合うこと。 他のメンバーが重ねた音に 自分の音を混ぜながら より良い響きにしてゆく感覚。 楽器に関係なく パートに関係なく 全員がそれを実行すること。 社会の有り様と同じである。 時にリーダーが必要となる。 リーダーとはリードする役割を担う人。 しかし 合奏においての立場はあくまでも平等。 全ての必然がそろった時に アンサンブルは新たな命を吹きこまれる。 それが合奏の醍醐味なのである。
by mixturamusic
| 2020-09-24 21:49
| フォルクローレ
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