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協調と妥協と惰協
人間は社会性を持った生き物である。
どんなに孤独を好んでも
どこかで社会に関わりを持たねば
生きて行けない。

国、コミュニティ、団体、組織、会社…そして家族。
すべて社会のカタチである。

歴史の上で人間は、
社会に枠を作り、決まりを作り、
…やがて『社会』に忠実な人間を育て
条件を課し、制限を設け、
忠誠を求め、犠牲を強いて…
社会の外枠を守ってきた。
…たくさんの悲劇を伴いながら。

しかし…本来社会は個のためにあるのであって
決して個が社会のためにあるのではない。
社会化は、個々の生命がより良い天寿を全うするための『本能」である。
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社会では協調性が求められる。
社会化の本能を、より良く保つための『協調』である。

『協調』のためには
ときに『妥協』も必要である。

しかしながら現代では…
社会での『妥協』ならぬ『惰協』が横行している。

社会的組織を守るための惰協。
既得権益を守るための惰協。
個人的地位を守るための惰協。
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物事を速く進めるために…
より多くの利益を得るために…
嫌われたくないがために…
さまざまな『惰協』は
『オトナの判断』という名で呼ばれたりもする…
いや、重宝がられたりもする。

妥協は、社会のために我慢が必要なときにされるべきだが
惰協は、個人のための不利益を避けるときに行使される。

社会化の本能にまっすぐ向き合い
より良い社会の実現を目指すためには
惰協の悪しき慣習を、即刻止めるべきである。
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# by mixturamusic | 2019-04-25 17:20
聞こえる音、聞こえない音
NHKラジオの講座で、フランス語を勉強。
15分の講座ではとても覚えられないので、
録音したものを繰り返し聞いている。

どんなに短い文章でも、
自分の中にフォーマットのない響きは聞き取れない。
何度繰り返し聞いてもである。

挫折しそうな気持ちを鼓舞しながら
さらにしつこく聞いていると…
ある時、突然聞き取れるようになるのだ‼︎

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昨夏滞在したモワドンでも同じような経験をした。

朝から晩までフランス語の嵐…
到底『言語』には感じられなかった。
それがちょうど1週間もたった頃、
突然『言語』として聞こえ始めるのである。

自分の頭の中に、新しい隙間が空いたかのように。
それからやっと「話してみようかな」という気持ちが生じる。
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これは音楽でも同じ事。
『弾ける』以前に『聞ける』必要がある。
『聞こえない』ことは、やはり『弾けない』。
しかし聞く努力を惜しまなければ、
聞こえなかった音も、必ず聞こえるようになる。

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ペーニャ・ナイラでカブールと毎晩演奏していた頃…
カブールのチャランゴの音は、いつも私の耳の中にあった。
カブールの演奏は、その話っぷりと同じで、常にせっかちだ。
それが『速い』とも言われる。

でもいつしか私には、速く聞こえなくなった。
今振り返れば
聞いているつもりではなかった音まで、聴覚の中に浸透してしまった。
カブールのフォーマットができたのであろう。

・・・・・・・・・・

音楽を、フォルクローレを勉強されてるみなさん。
どうか音をしつこく聞いてください。
繰り返し、繰り返し、聴き続けてください。

聞こえなかったたくさんの音が、
必ず聞こえるようになるはずです。
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# by mixturamusic | 2019-03-10 22:00
『盛んになる』ということ…
もう何年も前の話。

日本のあるケーナの先生から、
「“フォルクローレ協会”のようなものを立ち上げてほしい」
という趣旨のご連絡をいただいた。
「日本でフォルクローレが盛んになるために、どうかご尽力を…」
とのことだったと記憶している。

日本に帰ってきたばかりの頃、
実は私も、そういったものがあった方が良いのでは?
と考えていたことがある。
しかしそれは、『本場の音楽を正しく伝えたい』というのが目的であった。
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『フォルクローレが、もっと盛んになってほしい』
ときどき耳にする言葉である。

『盛んになる』とはどういうことか?

フォルクローレを好きな人が増えること?
いやいや、そうではなさそうだ。
フォルクローレを演奏する人が増えること!!!

おそらくそうであろう。

他のジャンルのことはよく分からないが、
フォルクローレ・ファンには、自ら演奏する人がいかに多いことか…

日本のフォルクローレのパイオニアと呼ばれていた人に、
「フォルクローレを日本に根付かせるためには、演奏せずとも聞くのが大好きなファンを増やすことが大切なのでは?」
という趣旨のことを言って、一蹴されたことがある。
「フォルクローレは、やっぱり何か楽器をやらなきゃ!」
「……………」
やはりフォルクローレを『盛んに』したかったようだ。
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冒頭のケーナの先生に、自分の疑問を投げかけてみた。
「フォルクローレを盛んにしたい目的は何ですか?」

以来返事をもらっていない。

・・・・・・・

急にこんな話を思い出したのは、
シークの材料が現地で枯渇しているということを耳にしたから。

Zongo〜ソンゴという地方の材料で、
tubo〜菅が極めて薄く、ラパス周辺では昔からソンゴ材のシークが使われてきた。
シーク特有の、ちょっとハスキーな音…ソンゴ材の特徴である。
25年くらい前にもソンゴ材の枯渇が問題になり、
自生場所を保護して、再び手に入るようになっていたはずだが。

そのソンゴ材のシークの行き先の多くが、
実は日本だそうだ!!!

日本は…フォルクローレが盛んな国である…。
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『盛んになる』
極度に盛んになった状態を『流行』という。

流行は商機である。
儲けたい人たちは流行を狙う。
流行の通り過ぎた後は…

殺伐が横たわるのみである。






# by mixturamusic | 2019-02-07 20:49
コンサート情報の更新・3/11 Magie noir 福島
コンサート情報を更新いたしました。
TAKAATSU KINOSHITA AGENDA MUSICAL
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みなさまのお越しをお待ちいたしております。


# by mixturamusic | 2019-02-01 13:43
コンサート情報について
コンサート情報専用のブログを立ち上げました。

TAKAATSU KINOSHITA AGENDA MUSICAL
今後はこちらを参照していただきたく、よろしくお願いいたします。
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TAKAATSU KINOSHITA AGENDA MUSICAL
Es una pagina exclusiva para la agenda musical de Takaatsu Kinoshita.
Saludos!!!

# by mixturamusic | 2019-01-13 16:55



  木下 尊惇 
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